生理痛、生理不順

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生理痛は生理中、前後に出現する周期性の下腹部の疼痛です。発作時、下腹部は常に痙攣性疼痛と張るような痛みと同時に顔色が蒼白、冷や汗、手足が冷え、悪心嘔吐などの不快症状を伴います。
原発性の生理痛は生殖器官にしばしばはっきりとした器質性病変ががあり、続発性生理痛の大多数は骨盤内臓の炎症、子宮腫瘤、子宮内膜症などの病歴があります。
大多数の生理痛は冷えと関係があります。寒冷にさらされると血瘀滞します。生理前、期間中に冷やしたり、冷水にぬれたり、泳いだり、冷えたものを飲食したりすると血瘀し子宮収縮、腹部の疼痛を引き起こします。
生理痛治療のキーポイントは気滞血瘀を取り除き、冷えを追い出すことです。


中医学上の生理痛、生理不順の原因

気滞血瘀
経前、或いは経期中、下腹が激烈、脹れる痛み、触るの拒み、月経量は少ないか順調でない、経血は紫色で暗くて塊りがある、或は腐った肉片様な感じ、つかむと痛みが和らぎ、胸腋、乳房がはる痛み、舌質正常或は紫暗、舌辺或は舌尖に瘀点或は瘀斑がある、苔は薄い、脈は弦或は沈弦。

寒湿凝滞
経前、経期下腹冷痛、甚だしい時腰背まで疼痛、温めると和らぐ、押えると甚だしい痛み、月経量は少ない、色は暗く塊りがある、或は黒豆汁様、手足があったまるのに時間がかかる、便を溏す、平時おりものは白い、舌辺は紫、苔は白くて厚い、脈は沈緊。

湿熱蘊結
経前、経期は下腹が脹れるような痛みで触るのを拒む、灼熱感がある、経色は暗く紅い、粘り塊りがある、或は腰仙部に張るような痛みを伴う、或は低熱あり、月経失調、おりものは黄色く粘りがある、小便は短く黄色い、舌は紅、苔は黄色或は分厚い、脈は弦数或は滑数。

気血虚弱
経期或は経期が終わった後、下腹が綿綿と痛む、空墜感がある、押えたり温めるのを喜ぶ、経水色は淡い、量は少なく薄い、舌は淡く苔は薄い、脈は細弱

肝腎欠損
経後下腹に空墜感があり痛む、経行色は淡く量は少ない、或は黒豆汁色、腰尻がだるくつらい、両膝に力が入らない、眩暈耳鳴り、或は物忘れ不眠。舌質は淡紅色、苔は薄い、脈は沈細。

原発性生理痛
局所を鍼灸治療すると骨盤神経叢、腰神経、交感神経幹を刺激し子宮平滑筋の緊張状態を調整し、子宮平滑筋の痙攣を緩め、貧血、酸素不足を改善し腰仙部、大腿内側部の疼痛を緩解します。

研究によると、三陰交に鍼をすると子宮機能に双方向良性調節作用があります。子宮平滑筋収縮を促進し、子宮平滑筋痙攣を緩解し、腹部皮膚の痛閾を高めます。

原発性生理痛の発生は月経時の子宮内膜が放出する前立腺ホルモンと関係があります。内膜中の前立腺ホルモンの水準と生理痛の程度は相関関係にあります。前立腺ホルモンは子宮平滑筋収縮の強さ、頻度の増加誘発します。収縮不協調或は非リズム性を呈します。異常子宮収縮は子宮の貧血、酸素不足を招き生理痛を引き起こします。これにより原発性生理痛の治療は非常に効果的です。

人体の内分泌状態を調節する。視床下部ー脳下垂体ー性腺軸の刺激に対して卵胞刺激ホルモン、黄体生成ホルモン、エストラジオール、エストロゲンを改変し生殖内分泌機能を正常に回復させます。生理痛を防止、カルシュウムイオンの水準を低め、子宮の痙攣が過度に収縮活動するのを抑制します。

原発性生理痛の発生は精神、神経素因の影響を受けます。内外の刺激で痛閾を低くできます。心配、不安、恐れは代謝物質を生じ中枢神経系統が骨盤内の疼痛線維を刺激し生理痛を引き起こします。鍼灸治療は中枢神経系統機能を調節することが出来ます。精神の緊張を緩めます。比較的強い刺激を用いれば止痛の効果を得ることが出来ます。かつ人体の鎮痛物質(脳内モルヒネ様のもの)の放出を促進します。

生理痛の鍼灸治療

体針
関元、承山、至陰、十七椎下、三陰交、関元兪、列決、膝眼、血海

温灸
関元、地机、三陰交

刺絡
仙骨部

外傷、疲労などの原因によるもの

腰椎2~4椎体、少関節錯位、仙腸関節錯位を造成し、骨盤腔内の血管や神経を圧迫し月経中の前期に体内ホルモンの影響を受け骨盤腔内と子宮内膜を充血、血管痙攣を造成し生理痛の発生を加速させます。