頚椎症、ヘルニア

このエントリーをはてなブックマークに追加
頚項痛の原因

機能性頚椎病
多くは30歳以前の長期のデスクワークの仕事で下を向いている人に多く長期で持続的に頭を伏せていることは後頚部筋肉、靱帯を疲労損傷させ緊張低下により頚椎生理湾曲が変化し椎骨動脈の脳部へ血液供給に影響し椎骨ー脳底動脈血液供給不足の症状が出現します:常に軽度の頭のふらつき、重たさ、眠たくなる:中程度には頭暈、頭痛、不眠、夢を良く見る、記憶力低下、注意力散漫、眼がかすむ、耳鳴り:重度には胸が苦しい、動悸、むかつき、嘔吐はなはだしい場合は意識不明(短い)。このような患者の生理的病理変化は頚筋疲労損傷後に引き起こした頚椎生理曲度変小、消失、反張、異常、よって頚椎ー基底動脈より脳部への血液供給不足で症状を引き起こします。しかも何の器質変化ない(骨質造成、椎間板突出など)これらの多くは可逆的で有効な治療で完全に回復します。

器質性頚椎病
多くは40歳以降の人に起こり、病気の知識がないために適切な治療を怠っために進行したものです。それは頚部筋肉靱帯の疲労、損傷が元の原因で頚椎椎間板膨出(ヘルニア)、突出が少しずつ起こり、頚椎骨質造成、頚椎前部、後部靱帯肥厚、骨化、カルシュウム化などにより刺激、圧迫で近隣の血管(椎骨動脈、内頚動脈)、神経(脊髄神経、自律神経)、脊髄、食道、気管などに影響します。そして一連の複雑錯綜の臨床症状を引き起こします。
このような患者の病理変化(椎間板膨出或は突出、頚椎骨質造成、靱帯肥厚、骨化、カルシュウル化など)は不可逆的で徹底的に根治は不可能です。しかし治療により各種臨床症状を有効に改善、軽くし、無くすことは可能です。(たとえば疼痛、麻木、突き抜ける痛み、感覚鈍麻或は過敏、頭痛、眩暈、不眠、動悸など)
首、肩こりに
頚椎症、頚腕症候群、頭痛に
臨床傷筋推拿療法 中国中医薬出版社より

頚椎間板突出症(ヘルニア)
神経根型頚椎病
椎動脈型頚椎病
脊髄型頚椎病
交感神経型頚椎病
鞭打ち症
寝違い
頚部後縦靱帯石灰化
前斜角筋総合症
頚肋
環椎半脱位
項背筋膜炎
頚椎小関節紊乱

頚部疼痛
頚部の鍼灸治療は明らかに症状を和らげることが出来ます。主に筋肉の緊張と痙攣を緩解することで止痛作用を生じ頚部の回復と正常活動に利します。そして鍼灸治療は人体内源性鎮痛物質の放出を促進し、知覚神経痛覚を減弱、調整します。痛閾等を高め止痛作用を起こします。鍼灸治療は局部循環を促進し血液に酸素与え局部堆積の乳酸等代謝物質を即座に運搬、排泄することも止痛の重要なポイントです。

頚椎病
鍼灸治療とその他の保存療法は同じくただ症状を緩解することです。頚椎はすでに器質変化をし元に戻すことは不可能です。
止痛。鍼灸治療は筋肉の緊張と痙攣を緩解するこで止痛作用を引き起こし頚椎活動を楽にすることです。そして鍼灸治療は人体内源性の鎮痛物質の放出を促進し、知覚神経痛覚を減弱、調整します。痛閾等を高め止痛作用を起こします。

局部微循環を促進します。神経根型の頚椎病は神経根が刺激、圧迫されて周囲の無菌性炎症は必然的に滲出物質の椎間孔、及びその周囲軟組織中に充填され組織間圧力を増大させます。鍼灸治療は局部の微循環を刺激することで局部の新陳代謝と炎症性物質の吸収を促進し”引流減圧効果”を生じます。神経根管中の各種圧迫と神経根活動を制限するの原因を取り除き、緩めます。そして神経根と軟組織の癒着を解消し症状の緩に効果があります。

椎動脈の流れをよくする。大量の研究試験は頚項部の風池などの穴は椎動脈の緊張を緩めることが解っています。椎動脈の血液供給をよくることで眩暈などの症状を緩解します。

椎間板周囲の筋肉、靱帯を協調させる。最新研究により頚椎の退変、損傷は不可逆的病理原因です。続発性の病理変化も頚椎の動静力学平衡失調を引き起こし、重要な発病原因になります。頚椎の主要機能は頭蓋重量を支え平衡を保つことです。聴、臭、視覚の刺激に反応し比較的大きな鋭敏な活動性があります。これらの機能は頚椎体及びそれぞれが関係する複雑で緻密な活動により完成されます。すなわち”活動”その機能実現のポイントです。もし”活動”を失えばその”動”の力学平衡失調、静力学と安定性が随時調節が出来ません。脊柱剛度と強度異常は内源性、外源性の破壊に至り、頚椎の圧縮、牽引、ねじれ、亀裂などの負荷により改変が生じます。そして位置異常、化学刺激が頚椎病を引き起こします。頚椎病発生後、病変局部の筋肉、靱帯、腱などに生物力学的失調状態は鍼灸治療の局部刺激でその痙攣状態を協調、減軽し、局部筋肉、靱帯、腱の緊張状態緩解し、疼痛を緩解し、椎間板、神経、血管の圧力を減軽します。
局部血液循環と損傷組織の回復させます。

神経調節。鍼灸治療は直接、神経を刺激することで神経刺激が伝わり刺激と圧迫を受けた神経根中の神経細胞の代謝と自己修復反射的に促進します。

頚項痛の針灸治療
原因を診断、確定することが必要です。ご来院まえに病院で受診されることをお勧めします。

体鍼治療
風池、天柱、頚部狭脊穴、大椎、肩井、大杼、正筋、正宗

眼鍼
双上焦区

温灸治療
大椎、大杼(弁光針灸院の特徴で大変優れた効果を発揮します)

刺絡治療
大椎、大杼

治療後、不自然な姿勢で熟睡すると根違いを起こすことがあります。タオルなどを首に巻いて眠ることをお勧めします。