



このほか、顔面神経麻痺の病変部位は明らかに経筋病の範疇に属します。
本病の面部選穴は重要です。局部の穴位は経絡を疏通、経筋を疏調させます。西洋医学的には血液循環を促進し、顔面神経機能の反射調節作用を促進します。遠端穴位でもっとも多く使用されるのは合谷で面部の血液循環を促進します。形態学研究によると合谷穴と面口部の関係は解剖学基礎にあります。合谷穴の初級伝入繊維は主に頚髄5~8節段に終わります。よって面口部の初級伝入繊維は主に同側三叉神経脊束核に終わります。なお少しの分枝は同側の孤束核と網状組織に至ります。頚髄後角などの組織の神経元に影響することになります。これにより合谷穴と面口部は等しく孤束核と直接、間接の繊維関係があります。これで合谷と面口部関係の形態学基礎が可能になります。合谷穴に鍼をすると反射的に面部の血液循環が変化します。足三里穴は回復期に人体免疫機能を高めることに応用できます。体全体的に自己修復能力を高めます。十年前の顔面麻痺も治すことができます。
他院の治療では一時的に痛みが和らいでも再発の繰り返しになります。弁光鍼灸院の治療は即効性があり再発することはありません。
内出血する場合があります。一週間ほどで消えます。




聴宮、翳風、頬車、地倉、牽正、神明1

面頬、枕、眼、口

三重穴、耳背静脈 面頬

即効性があります。

聴宮、神明1、下関、頬車、観髎、三陰交、側三里、側下三里

面頬、上頷、下頷、神門、枕

耳背静脈、背部反応点

即効性があります。

四白、神明1、聴宮、後渓、液門、側三里、側下三里

眼、面頬、神門、肝
